2009年9月11日金曜日

円柱の作り方

今回は、円の直径が400mm、高さが500mmの円柱をモデリングしてみます。

まずは、ツールボックスの中から「円」ツールを選択し、

ドラッグしながら、適当な大きさの円を描きます。


描き終わった直後に、キーボードのテンキーで、「200」と入力します。
そうすると、先ほど描いた円が、半径200mm(つまり直径400mmです)の円に修正されます。
正確な寸法の図形の描き方は、正確な寸法の図形を作成する方法で解説していますので、参考にしてみて下さい。

次に、「プッシュ/プル」ツールを選択し、

描いた正方形の上にマウスカーソルを持ってきます。
「プッシュ/プル」の対象となる面がアミ掛け状態になります。


その状態で、画面上方へマウスでドラッグすると、円の面が持ち上がり、立体的な図形になりました。
適当な位置でドラッグを止め、とりあえず適当な高さの円柱を作ります。


その後、すぐにテンキーで「500」と入力すると、先ほど適当に持ち上げた高さが500mmに修正されます。
これで、円の直径が400mm、高さが500mmの円柱をモデリングする事ができました。

2009年9月5日土曜日

立方体・直方体の作り方

【立方体の作り方】
立方体(6面全てが正方形でできている立体)を簡単に作ってみましょう。
まずは、ツールボックスの中から「長方形」ツールを選択し、

ドラッグしながら適当な大きさの長方形を描きます。


その後、辺の数値を入力し、正確な正方形を描きます。
立方体を作成する場合は、正確な数値の正方形を描いた方が良いので、正確な寸法の図形を作成する方法と同じやり方で、数値を入力します。
今回は例として、300mm×300mmの正方形を描きました。


次に、「プッシュ/プル」ツールを選択し、

描いた正方形の上にマウスカーソルを持ってきます。
「プッシュ/プル」の対象となる面がアミ掛け状態になります。


その状態で、画面上方へマウスでドラッグすると、正方形の面が持ち上がり、立体的な図形になりました。
とりあえず、適当な位置でドラッグを止め、直方体を作ります。


その後、すぐにテンキーで「300」と入力すると、先ほど適当に持ち上げた高さが300mmに修正されます。
これで、全ての辺の長さが300mmの立方体をモデリングする事ができました。



【直方体の作り方】
上記の立方体と同じ方法で、辺の長さの数値を適当に入力すれば、いろいろな形の直方体を作って遊ぶ事ができます。
以下のような、薄い壁のような直方体も自由自在に作る事ができます。

2009年8月21日金曜日

道案内アニメーションで遊んでみる

Google SketchUpのアニメーション機能を使って、地図上を移動しながら目的地まで案内する、道案内動画を試験的に作ってみました。
その作り方とサンプル動画は以下のような感じです。

【道案内アニメの作り方】
Google SketchUpでは、Google Earthで表示させた地図を、画像として取り込む事ができます。
まずは、Google EarthからSketchUp内に地図を取り込む方法のようにして、道案内したい部分の地図を取り込みます。
今回はテストなので、西鉄福岡天神駅から、アクロス福岡までを案内してみる事にしました。

地図の上に、道筋のラインをモデリングして、出発地点から目的地までの道順を描きます。
ポイントになる部分(交差点など)にピンをたててみたり、目印になりやすい建物などを3Dでモデリングしてみるのもいいかもしれません。
ついでに、テキストツールを使って、ポイントになる交差点名やバス停名を記入していきます。

次に、「表示」メニューの中の「アニメーション」→「シーンを追加」から、アニメーションで表示させていきたい順番にシーンを追加していきます。
全てのシーンを再生させて、思い通りの動きになっているかを確認します。

最後に、「ファイル」→「エクスポート」→「アニメーション」から、全てのシーンをアニメーション(AVI)で書き出せば完了です。


【サンプル動画】
以下が、サンプルで作ってみた動画です。




とりあえず作ってみたわけですが、結果としては、あまり効果的な案内地図とはいえませんね。
というのも、動画サイズが小さいため、テキストが読みづらい事と、地図の画像解像度が荒くて、地図が見にくいようです。
結局のところ、案内地図は、上空視点の静止画が一番いいようですね!

2009年8月16日日曜日

Google EarthからSketchUp内に地図を取り込む方法

Google Earthで表示した地図を、Google SketchUp内に取り込み、建造物をモデリングする際の台紙として利用する事ができます。

まずは、Google Earthを立ち上げ、取り込みたい地図の部分を表示させます。
今回はサンプルで、西鉄福岡天神駅周辺を表示させてみました。


次に、Google SketchUpを立ち上げ、「ツール」メニューの「Google Earth」から「現在のビューを取得」を選択します。


「インポートの進行状況」のウインドウが開き、Google Earthから地図の取り込みが開始されます。


インポートが完了すると、先ほどGoogle Earthで表示させていた地図が、Google SketchUp内に表示されました。

2009年8月12日水曜日

Google Earthのダウンロードとインストール

Google Earth は、地球上のあらゆる場所にジャンプして、衛星画像、地図、地形、3D の建物を表示できる、便利なソフトウェアです。
また、Google Earthの地図をGoogle SketchUp内に取り込んだり、Google SketchUpで作った3Dの造形物を、Google Earth内で表示させる事ができるなど、Google SketchUpとの連携に優れたソフトウェアでもあります。
そこで、今回はGoogle Earthをダウンロードし、パソコンにインストールする方法をご紹介したいと思います。

【Google Earthのダウンロード】
まずは、Google Earthの公式サイトへ行き、画面の右上の方にある、「Google Earthのダウンロードボタン」をクリックします。


他のソフトウェアも同時にインストールするように勧められたりする事がありますが、必要無いと思う場合はチェックを外します。
ソフトウェアの利用規約を一読し、問題が無ければ、「同意してダウンロード」と書かれたボタンをクリックします。


ファイルを開くかどうかの確認を求められる事がありますので、「ファイルを保存」をクリックし、ダウンロードを開始します。


ダウンロードが完了すると、デスクトップなどに、「Google Updater.exe」という名前のファイルが追加されているはずです。
ちなみにこれは、Google Earthの本体ではなく、Googleのソフトウェアを管理するためのプログラムです。



【Google Earthのインストール】
上記のアイコンをダブルクリックして実行させます。
セキュリティの警告が表示される場合は、「実行」をクリックします。


実際には、ここでGoogle Earthのダウンロードが開始されます。
緑色のゲージが100%になるまで、しばらく待ちましょう。


緑色のゲージが100%になると、続けて自動的に、Google Earthのインストールが開始されます。


「Google Earthのインストールが完了しました。」という表示が出ると終了です。
無事にインストールする事ができました。


上記のウインドウで、「Google Earthを起動」と書かれたボタンをクリックすると、Google Earthが立ち上がります。


デスクトップには、「Google Earth」のショートカットアイコンが追加されているはずです。
先ほどの「Google Updater.exe」はもう必要無いので、ごみ箱に捨てて問題ありません。


今後は、「Google Earth」のショートカットアイコンをダブルクリックすれば、いつでもGoogle Earthが起動します。

2009年8月6日木曜日

正確な寸法の図形を作成する方法

正確な寸法の図形を描くには、長方形・正方形の作り方と同じ方法で適当な図形を描いた後、各辺の数値を入力する事で作成できます。


【正確な寸法の長方形の作り方】
まずは、ツールボックスの中から「長方形」ツールを選択し、

ドラッグしながら、適当な大きさの長方形を描きます。
この時点では、寸法は中途半端な数値になっているはずです。


ドラッグをやめると、適当な大きさの長方形が描かれます。
この直後に、キーボードのテンキー(キーボードの右側にある数字専用キー)で、縦の辺と横の辺の正確な数値を入力します。
450mm×800mmの長方形を作りたい場合は、「450,800」と入力します。
数値と数値の間を、「,(カンマ)」で区切る必要があります。


数値を入力すると、下図のように、右下の「寸法」の部分に入力内容が反映されます。
「Enter」キーを押すと、入力した数値の通りに図形が修正されます。
以下のように、正確に450mm×800mmの長方形を作成できました。



【正確な寸法の円の作り方】
まずは、ツールボックスの中から「円」ツールを選択し、

ドラッグしながら、適当な大きさの円を描きます。
描き終わった直後に、キーボードのテンキーで、円の半径にしたい数値を入力します。
例えば、「300」と入力して、「Enter」キーを押します。
すると、以下のように、半径が300mm(直径600mm)の正確な寸法の円を描く事ができました。



【数値を入力する際の注意点】
数値を入力できるタイミングは、図形を描いた直後です。
図形を描いた後に、一旦他の作業をして、その後に数値を入力しようとしても、入力する事はできません。
ここだけは注意が必要な部分だと思います。

2009年7月30日木曜日

表示寸法の単位を変更する方法

図形を描く際、表示寸法が建築図面表記や分数表記(単位がインチやフィート)で表示される事がありますが、一般ユーザーにとっては非常にわかりにくい表記ですよね。
これを、日本人が普段使い慣れている「メートル」や「センチメートル」や「ミリメートル」に変更してみましょう。

例えば、新規でファイルを作成した際、以下のように、建築図面表記になっている事があります。
これを変更してみましょう。


「ウインドウ」メニューから「モデル情報」を選択します。


「モデル情報」ウィンドウが表示されたら、「単位」の項目を選択します。
「長さの単位」の形式を「十進表記」にして、単位で「メートル」などを選択します。
私の場合は「ミリメートル」が使い慣れているので、以下のように設定しました。
設定が終了したら、右上の「×」でウインドウを閉じます。


もう一度、図形を描いてみると、今度はきちんと「ミリメートル」表示になっています。

2009年7月22日水曜日

長方形・正方形の作り方

いろいろな立体を作る上での基本となる、長方形と正方形(2D)の制作方法をご紹介したいと思います。


【長方形の作り方】
それでは、原点を基準にして、地面に長方形を描いてみましょう。
まずは、ツールボックスから「長方形」ツールを選択します。


原点の近くにポインタを持っていくと、ポインタが原点に吸着されます。


原点の位置から、右上の方向へマウスでドラッグします。


ドラッグをやめると、その位置で長方形が完成します。
ドラッグの始点と終点が対角線となった長方形が描かれるというわけです。



【正方形の作り方】
次に、正方形を描いてみましょう。
まずは、ツールボックスから「長方形」ツールを選択します。


原点の近くにポインタを持っていくと、ポインタが原点に吸着されます。


原点の位置から、右上の方向へマウスでドラッグします。
正方形っぽい位置へポインタを持っていくと、ある位置で「正方形」という表示が現れます。
この表示がある時は、正方形になっているはずです。


その位置でドラッグをやめると、正方形が描かれます。


パースの付いた視点なので、正方形に見えないという人もいるかもしれませんが、視点を移動して、真上からオブジェクトを眺めてみると、間違いなく正方形になっています。

2009年7月20日月曜日

オブジェクトを削除する方法

不要な図形を削除する方法をご紹介したいと思います。

例えば、SketchUpを新規で立ち上げると、原点(x軸・y軸・z軸が交わっている点)の近くに直角定規が描かれていますので、これを削除したいと思います。

削除の方法は、ツールボックスから「選択」ツールを選択します。

その状態で、直角定規の上をクリックすると、以下の画像のように選択状態になります。(グループ化されているので、オブジェクト全体が青くなります)

その後、キーボードの「Delete」キーを押せば直角定規が削除できます。

SketchUpの中でオブジェクトを削除する際は、「Back space」キーではなく、「Delete」キーを使うルールになっているようですね。

2009年7月12日日曜日

Google SketchUpをインストールする方法

さっそく3Dモデリングを楽しもうと思っても、Google SketchUpをパソコンにインストールしなければ、何も始まりません。
そこで、まずはソフトウェアをダウンロードしてみましょう。

【Google SketchUpのダウンロード】
まずは、Google SketchUp公式サイトへ行きます。
そして、画面右上の「Google SketchUpをダウンロード」と書いてある大きなボタンをクリックします。


次の画面で、現在使用中のパソコン(WindowsまたはMac)を選択して、「Google SketchUp(無料版)のダウンロード」と書かれてあるボタンをクリックします。


「このファイルを保存しますか?」と聞かれた場合には、「ファイルを保存」と書かれたボタンをクリックします。


ファイルのダウンロードが完了すると、デスクトップに「GoogleSketchUpWJA.exe」という名前のファイルが追加されているはずです。

これで、ソフトウェアのダウンロードは成功です。
次に、インストールする作業へと進みましょう。


【Google SketchUpのインストール】
ダウンロードが完了した「GoogleSketchUpWJA.exe」をダブルクリックします。
すると、セキュリティの警告が表示される場合があるので、迷わず「実行」と書かれたボタンをクリックします。


ソフトウェアのインストーラーが立ち上がり、インストールが開始されました。
「次へ」をクリックします。


ソフトウェアの「使用許諾契約」が表示されるので、内容を一読します。
問題が無ければ、「使用許諾契約の全条項に同意します」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。


そのまま「次へ」をクリックします。


いよいよインストールを開始するので、「インストール」をクリックします。


インストールが開始されました。
緑色のゲージが一番右側に到達するまで、しばらく待ちましょう。


以下のような表示が出たら、インストールは無事に完了しました。
「完了」をクリックします。


デスクトップに、Google SketchUpのショートカットアイコンが表示されているはずです。
間違えるといけないので、先ほどのインストーラーのファイルは、ごみ箱に捨てておきましょう。


Google SketchUpのショートカットアイコンをダブルクリックすると、Google SketchUpが立ち上がります。
初期設定を聞かれますが、後から変更もできるので、とりあえず「続行」をクリックします。


学習センターのウインドウが現れるので、一通り動画などを見て勉強してみるのもいいかもしれません。
さっそくモデリングを楽しみたいのであれば、右上の「×」でウインドウを閉じます。


以下の画面が、Google SketchUpのモデリング画面です。
画面の上の方にあるツールボックスから各ツールを選択すると、「インストラクタ」が各ツールの使い方を簡単に説明してくれます。


お疲れ様でした。長い道のりでしたが、これでデスクトップのショートカットアイコンをダブルクリックすれば、いつでもGoogle SketchUpが立ち上がります。
それでは、今から少しずつGoogle SketchUpの使い方を覚えていき、快適な3Dモデリングライフを楽しんでみましょう!