2009年7月3日金曜日

Google SketchUpについて

Google SketchUpを知らないという方のために、Google SketchUpがどのようなものかを簡単にご説明します。

【Google SketchUpって何?】
Google SketchUpとは、Googleが無料(一応、有料版もあります)で提供している3Dモデリングソフトウェアです。
このソフトウェアは、インターネット環境さえあれば、Google SketchUp公式サイトから簡単にダウンロードできます。
また、使い心地に関しては、誰でも簡単に3Dグラフィックスを扱えるように設計されていているので、今まで踏み込みにくい世界でもあった3Dモデリングへの敷居を、極限まで低くしてくれた優れものでもあります。


【Google SketchUpの特徴】
このソフトウェアは、元々は別の会社が開発していたのですが、2006年にグーグルがその会社を買収して、一般ユーザー向けに、無料版としてソフトの提供を開始しました。
Google SketchUpには、「Google SketchUp Pro」という有料版もあるにはあるのですが、ある程度趣味として使う分には、無料版のGoogle SketchUpで全く問題ありません。
また、SketchUpで作った建物などは、画像や動画として書き出せる他、同じくGoogleのサービスでもある「Google Earth」内で表示できるというところも大きな魅力になっています。
おそらくGoogleの考えでは、世界中の人達の力を借りて、完全な3Dの世界地図を完成させようという考えもあるのではないかと思います。
Googleの社員だけで、世界中の建造物を作るというのは到底不可能ですからね。

個人的な印象ですが、このソフトウェアの使い心地は、どちらかというと2Dソフトに近い感じがして、Flashでの描画ツールが3D化したような印象を持っています。
とにかく直感的な作業ができるので、これまでの3Dソフトウェアの常識を打ち破るような画期的なソフトウェアだと思います。


【これまでの3Dソフトウェアとの違い】
Google SketchUpと通常の3Dソフトウェアは、似ているようで全く違います。
まずはインターフェースですが、通常の3Dソフトの場合は、3面図(正面+側面+上面)+斜め視点の計4画面を見ながらモデリングしていきます。
ところがGoogle SketchUpの場合は、1つの視点のみ、つまり1画面のみでモデリングしていきます。
モデリング画面は以下のような感じなのですが、この仕組みはかなり画期的だと思います。

表示画面は2点透視図法で、実際の肉眼に近い見え方(オブジェクトにパースが付いてます)をします。
同じ長さのオブジェクトでも、遠くにあるものの方が短く見えるというわけですね。
ただし、基本的には画面をぐりぐり回して、作業しやすい位置からオブジェクトを選択したり移動させたりする事になるため、視点を自由に移動させるためのショートカットキーを自在に使いこなす事は必須テクニックとなります。
また、とにかく動作が軽いのが特徴で、非力なパソコンでも非常にサクサクと動作するようにできています。
テスト的に制作した以下の3Dキャラクターのファイルで343KBしかありません。

上記のように、簡単なアニメーションならすぐに作成でき、動画ファイル(AVI)として書き出す事もできます。
Google SketchUpをパソコンにインストールしても、ほとんど容量は食わないので、気楽なノリで快適な3Dモデリングを体験してみてはいかがでしょうか?

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